サッカーコーチがオススメのサッカーコーチのためのサッカー本📚– まずはこれを読んでください –

 サッカーの関連本は、自叙伝以外はかなりをチェックしてきました。自宅の本棚はサッカー関連本なら、ちょっとした小規模な書店よりも充実した陳列になっています。
 引越しで止む無く、幾度となく廃棄してきましたが、「サッカークリニック」は20年以上分はあったかと思います笑。そんな自分が、これはおすすめできると思った本、面白いなと思った本をご紹介しますね。
 なお、あくまでも私の主観なので、そこのところをご了承ください。

⚽️  戦術関連 ⚽️

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まずはこのあたりから読んで見て欲しいんです。サッカーを言語化するって大切なんだと気づきますよ。

サッカーの新しい教科書  
 ・出版社:株式会社カンゼン
 ・著者:坪井健太郎 
 ・構成:小澤一郎   (初級・中級程度のコーチ、選手向け)

 私がスペインに大きく興味を持ったのもこの本からでした。サッカーを具体的に考えることを教えてもらった1冊。サッカー用語のより具体的な言語化の必要性や戦術メモリーといった新しい概念が面白いなぁと興味深く読んだ記憶があります。純粋にスペインってすげー。って思ってました。その後まさかご本人と出会い色々教えていただくとは思っていませんでしたが・・。
【簡単な内容】
Chapter1:真の戦術とは何か? 
 → 戦術メモリーやプレーモデル、スペインではテクニックと同時に戦術を教える、など

Chapter2:サッカーを戦術的視点で見る方法
 →日本代表戦を先日的視点で解説、決め事があるからこそ予測ができる、など

Chapter3:サッカーの戦術コンセプト
 →戦術を語る上では欠かせない「サッカー言語」、少年からプロまで使える戦術コンセプト、など

Chapter4:戦術のトレーニングメソッド論
 →サッカー戦術のトレーニングメソッドとは?、1年後に何ができるようになっているのか?、プレッシングのための練習例、など

今これを書くためにパラっとめくりましたが、少し読み込んでしまいました・・読みやすいし、面白いと思います。

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そして、次に攻撃に関してもっと深めたいなぁ〜ってなったら、こちらに進んでくださいね〜。

⭐︎サッカーの新しい攻撃の教科書  
 ・出版社:株式会社カンゼン
 ・著者:坪井健太郎 
 ・構成:小澤一郎 

(初級・中級程度のコーチ、選手向け)

 坪井氏による新しいサッカーの教科書シリーズの第3作目になります。

 第2作目はどうした?と言われそうですが、最近攻撃の内容のブログばかり書いていて、こちらの本にもお世話になっていたので、先にきてしまいました。特に意図はありません笑

 この本は「攻撃」にフォーカスして戦術についてさらに踏み込んだ内容になっています。

 坪井氏は日本では4種年代にあたる年代から失敗をしながらも、着実にステップアップしてユースまで上がり、あのバルサユースにも勝利を勝ち取っている方なので、内容については7人制の戦い方など、幅広い指導者の方に参考になる内容となっています。

【簡単な内容】

Chapter1:サッカーにおける攻撃とは 
 →4つのモーメント、プレーのベクトルを合わせるための原理原則、など

Chapter2:攻撃のテオリア(理論)
 →チームプレーと個人戦術、5つのサリーダ・デ・バロン、集団戦術(フエゴコレクティーボ)、
  バルサユースに対して勝利したプレーモデル、など

Chapter3:攻撃のプレー分析
 →チーム全体の見方における分析方法、バルセロナ・マンC・チェルシー・川崎フロンターレの攻撃のプレーモデルなど

Chapter4:攻撃のトレーニングメソッド
 →トレーニングへの落とし込み方、積極的にボールから遠いところを見るようにしよう、
  その他具体的な例(幅を習得するためのトレーニング例)など 実践的な内容が目白押しです

どうですか?

見出しを見るだけでも、興味を惹くものばかりじゃありませんか?

どれも勉強になります。言語で整理されているので、理屈で理解しやすいし、理解できるものは記憶にも定着しやすいですよね。

ただの数字の羅列は覚えられないけど、語呂合わせになったり、誕生日だったり意味のあるものになると記憶しやすくなるのに似ている気がします😀

ぜひ、読んで欲しいサッカー本です!

色々なものがスッキリしますよ。

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次はこの方!
元日本代表監督の岡田氏による著作です。

⭐︎ 岡田メソッド 
  ・出版社:英治出版  
  ・著者:岡田武史   

 (初級・中級程度の指導者向け)
 著者は言わずと知れたあの名将の岡田元日本代表監督です。
 スペインの指導メソッド(バルセロナのプレーモデルの概念など)に出会った岡田氏が、

「日本人が世界で勝つためのプレーモデルを作り、16歳までにそれを落とし込んで、あとは自由にするチームを作ってみたい」
と考え、設立したFC今治のいわゆる岡田メソッドが存分に記されています。

 主観的には、私がバルセロナの有資格者から学んだバルセロナの(ライセンス取得のための)指導者学校での講義が大枠にあり、それをベースに岡田氏の独特なチーム言語を合わせてできている感じです。

スペインの指導メソッドを知りたい方は、より日本人向けにアレンジされているこの本は大変興味深く読み進めることができるのではないでしょうか?

【簡単な内容】
第1章: 岡田メソッドとは
第2章: プレーモデルの意義と全体像
第3章: 共通原則 攻守における大前提となる目的や仕組みを整理
第4章: 一般原則 チームプレーの基本となる原則(優先順位など)
第5章: 個人とグループの原則 いつ、どこで、どのようなプレーをしたら効果的か
第6章: 専門原則 対戦相手の戦い方への対応、細かなシチュエーション
第7章: ゲーム分析とトレーニング計画 
第8章: コーチング
第9章: チームマネジメント

 といった内容になっています。 私も復習用に見直しています。皆さんにもぜひオススメですね!!

⚽️  コーチング ⚽️

⭐︎クリエティブサッカー・コーチング 
 〜世界に通用するプレーヤー育成のための〜
 ・出版社:大修館書店  
 ・著者:小野剛  

 (初級・中級程度のコーチ、選手向け)

 日本サッカーの発展に岡田武史氏と共に大きく貢献された日本代表の名参謀で、元日本サッカー協会技術委員の小野剛氏によるコーチングのテキストです。Cライセンス程度の内容だと思いますので、指導者を始められた方、始める方、またはちょっと指導に行き詰まったと思っている方は原点回帰の意味も含めていかがでしょうか?

なかなか当たり前だけど出来ていない体の向き(ボディシェイプ)、チャレンジ&カバーなど、基本的なことを丁寧に書かれていますので、前述のような方にはぜひ読んでピッチで子ども達のレベルアップに貢献していただきたいと思います。