今回も次回に引き続き、
2人組のコンビネーションについて、お伝えしようと思います。
身につけるとかなりの確率で2人で前進できるようになります。これも大きなメリットですが
そうなると相手はボールサイドに密集してくるようになるので、逆サイドへのサイドチェンジも有効な攻撃の手段となります。
全てを2人組でやろうとしているわけではないので、注意してくださいね。
私が目指すのは、相手を困らせるプレーの連続をすることなので、
2人組で崩し切れたら良いし、3人で対応してきたら別の手段で困らせることを考えますよ😃
それではまいりましょう❗️
種類としてはこちら全部で7種類
① ワンツー
② ワンツーキャンセルのワンツー
③ダイアゴナル
④ダイアゴナルからカットイン
⑤ギャップのスルーパス
⑥オーバーラップ
⑦オーバーラップからのカットイン
前回は①②をお伝えしました。
こちらにリンクを貼っておきますので、参考にしてください。
今回は③ダイアゴナルからいきましょう。
③ダイアゴナル
パスをした選手は斜めに動き、味方をマークしている相手DFの背後を取って縦パスをもらいます。
フットサルだと「パラレラ」と呼ばれる戦術になります。
まぁ、単純に縦のワンツーみたいなものですけどね😀
パスを片方の選手につけて、自分はダイアゴナル(斜め)に抜けたところに、タッチラインと並行気味な縦のパスをつけて相手の背後をとるアクションです。
シンプルですけど、オートマチックにできるようになれば、かなり前進が楽になりますよ。
ビルドアップとか、崩しがうまくいかないチームは
ボールホルダーに対して、並行や下の位置のサポートばかりを行なって、背後に抜けるアクションが少ないことがよくみられます。
それでは失うことは少ないかもしれませんが、前進することも難しくなり、結局相手の守備にハマりやすくなります。
ボールホルダーに対していかに背後を取るか、取ろうとするかが重要です。
④ダイアゴナルからのカットイン
次は③からの派生系です。これですね。
斜めに走る選手にマークがついて来たらスペースが空くのでパスを受けた選手はそのスペースにドリブルで侵入します。
できれば、斜めに走った選手にパスを出すふりなどをしてフェイントを入れたり、スペースに侵入する時にスピードの変化を付けるとはがしやすいです😃
③と④のどちらを選択するかは、相手の動きを見れば答えが勝手に出てきますよね。
マークについて来るのが遅れたら→③
食いついてスペースが空いたら→④
で、対応すればOK。
サイドの2人組は、前回の投稿の①と②のワンツーの2パターンとこのダイアゴナル2パターンの4パターンを極めれば
ほぼほぼ崩す事ができますよ。
少しの時間で良いので、こまめに2人組のトレーニングを入れてみてください。
常に現実にありえる2人組で繰り返しているうちに、段々と呼吸があってくるものですからね。継続は力なりです。
⑤ギャップのスルーパス
横にドリブルをすることで2人のDFが気を惹きつけられることとなります。
スルーパスを受ける選手は動きだしのタイミングが重要です。
最初はわざと止まっていることでDFがプレスにきますので、ボール保持者がキックできるタイミングでサッと背後へ抜け出します。
ボール保持者もそのタイミングを逃さずスルーパスを出せるように見ておく必要があります。
この5つが2人組のコンビネーションのベースです。
これに、次の皆さんのよくご存知なオーバーラップを2つ付け加えていきます。
⑥オーバーラップと⑦オーバーラップからのカットイン
こちらの⑥はご存知の通りにボールホルダーを外側から追い越す動きですね。
⑦は、⑥を実行した後に食いついたカバーの選手が空けたスペースにカットインしていくパターンです。
④ダイアゴナルの後のカットインのオーバーラップバージョンです😀
⑥⑦は大体みなさんがイメージできると思ってこんな感じでざっくりにしました。
以上が2人組で崩す7つのコンビネーションです。
最初は上手くいかないですけど、コンビをあまり変える事なく、継続していくことでかなり成功率が向上します。
お互いのやりたいことが分かり、呼吸があい始めると面白いほど崩れるようになりますよ。
実際にゲームで出せるのはこのうち得意な2つほどあれば十分に崩せると思いますので、コンビの特性に応じて色々試してみてほしいと思います。
ちなみに、この2人組のコンビネーションについては前回同様、坪井健太郎氏の著書にも書かれているので参考にしてくださいね。これです。
ちなみに坪井健太郎とはこんな方です(坪井健太郎氏のブログから転載)
◎ ↓2人組のコンビネーションはこちらの本をご覧ください
◎ ↓守備のより具体的な戦術行動を垣間見たいという方はこちら❗️
◎ ↓攻撃をより戦術的にオーガナイズしたい方はこちら❗️
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