チーム作りは守備から?攻撃から?

間違ったチームづくりをしてませんか?

皆さんは新チームに対しては、守備からチームづくりを進めますか?それとも攻撃から進めますか?

結論。どちらでもいいと思います笑😀

それじゃあ、この記事の意味がなくなるので、その根拠を伝えていきますね。

この根拠が大切なので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

私の場合は、守備からチームづくりをします。

これについては、最近までスペインで第2監督として活躍し、
現在ヴェルディに関わっている坪井健太郎氏の著作に詳しいので、ぜひご覧ください。次にリンク貼っておきますね😀

他にも、私のおすすめの本もリンクしておきます。ぜひご覧ください。

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坪井氏本人とチーム作りについて話した時も、やっぱり本に書いてあることを強く感じていたそうです。

私も守備から作り始めるのは、

守備から整えていくと不思議と勝ち星が安定していくことが多いことを経験上感じているからかもしれません。

もちろん、攻撃の方が上手くいくという方もいるかもしれませんね。

例えば、以前フロンターレの監督をされていたボールコントロールなどの技術にこだわりを見せていた風間氏は、

ボールを手で扱うようにコントロールして、ボールをポゼッションし続ければ守備の場面は少ない。

という発想で、止める・蹴るをプロのレベルでもさらに追求させたことで有名ですよね。

確かに、奪われなければシュートを打たれることがありませんから、これはすごい考え方ですよね。

実際、この技術力・こだわりをベースとして次の鬼木監督で守備にもこだわりを注入したところ、

現在のフロンターレのような超強力なチームが出来上がったのですから、こうしたチーム作りもありでしょう。

攻撃からのチーム作り失敗の原因とは・・

・・・ということで、私も攻撃を主体としてチーム作りをしたシーズンもあります。

ただ単に、私の力不足もありますが、このシーズンは結果としてなかなか勝つことができませんでした。

これには次の理由があったと思います。

① 攻撃によるチーム作りには技術・戦術のレベルが大きく影響する
② そのため、成熟するまでには時間がかかり、個の能力頼みになる局面が多くなった
③ 組織的な崩しが少なく、攻撃の形が定まらなかった
④ 得点が少なく勝てない試合が増えていった。
⑤ 勝てない試合が続くとチームの雰囲気も悪くなり、より一層組織で…という空気がなくなる
   の繰り返しとなってしまったように感じます。

チームの攻撃力の向上は、時間がかかると思っています。(やはり、蹴る・止めるの能力はすぐに上がりませんから)

そして、一番重要なのは、③の部分で

形が定まらなかった」

だと思います。さぁここからが重要です。

攻撃の形が定まらないということは、得点が取れないだけではなく、

失い方も定まらないということですよね😀

再現性の高さがチームを勝利に導く

要は「再現性が低い」ということです。

だから、結局守備もオーガナイズしにくいんですよ。リアクションになりがちなんですよね。

例えば、バルセロナの攻撃をイメージしてください。

近い距離に選手が複数いて、華麗なパスワークで前進していく姿が想像できると思いますが、

失った瞬間、ボールへの守備の距離も近いため、すぐに奪い返しやすいんです。

失うパターンがはっきりしているから、予測しやすいし守備への切り替えも早い。

この形を試合中に何度も繰り返すんです。

再現性が高いため、トレーニングしてきたことが起こりやすく、対応しやすいということになります。

バルセロナだから、攻撃での再現性を高くできます。スキルが高いから。

しかも格下チームの場合、引いて守ってくるチームが多いため、これまた再現性が高くなります。

だから強いっていうこともあるかと思います。

でも、これはバルサだから成り立つ部分もあります。

私が日常関わっているチームでは、やはり再現性の高い攻撃を作るのは難しい作業です。

apple head

それよりも、守備のプレーモデルを徹底していく方が同じような守備の場面を作り出しやすいです。

そうなると、そこからの攻撃の組み立て方もデザインしやすくなります。

守備は戦術と走力があれば、わりと落とし込みやすいし、変化しやすいんですよね。

結果、失点も減り、攻撃もパターンかされやすくなり(これにはもちろんデメリットもあります)、

チームの反応が早くなります。そして、勝ち星も不思議と増えて選手たちの雰囲気も良くなって・・

みたいな感じになりやすいのが、私の経験則ですね〜。皆さんはいかがでしょうか?

これには、答えはありません。どちらでもいいんですよ。

要は、練習でやってきたことの「再現性の高い」攻撃と守備をすること

ゲームになった時に、今週やった練習のあの場面だ!と思ってやれるかどうかなんですよ。

再現性は大きなキーワードです。このへんについてももっと掘り下げていきたいですね。

長くなったので、とりあえず今日はここまでとします。

それでは、また😀


※ちなみに、守備からのチーム作りについては、私の愛読書である坪井健太郎氏のこの本に結構書いてありますから、
ぜひこちらの本もまだ見たことがない!という人はぜひご覧くださいね❗️

メチャクチャ勉強になりますよ☺️私のおすすめの他のサッカー本もこちらからどうぞ

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この記事を書いた人

サッカー指導20年以上。
国体、トレセンなどにも関わる現役指導者です。
少しでも有益な情報をお伝えしたいと思います。

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