今回は2人組のコンビネーションについて、お伝えしようと思います。
種類としてはこちら7種類
① ワンツー
② ワンツーキャンセルのワンツー
③ダイアゴナル
④ダイアゴナルからカットイン
⑤ギャップのスルーパス
⑥オーバーラップ
⑦オーバーラップからのカットイン
これです。
そしてこちらのベースはいつもの坪井健太郎氏からアイデアをいただいたもの(盗んだ?笑)とそれに加えて、私なりにプラスαしたものになります。
記事を書いていて思いますが、毎回のように坪井氏の名前が参考にしたものにあがってしまうんですよね。
本当に私の指導者としての考え方、指導法、メニュー作成、分析など・・
色々な場面で影響を受けたのが、坪井氏との出会いや、直接現地バルセロナで坪井氏から学んだ体験でした。
全ては次に紹介する本からでした。
いつものようにぜひコーチや、選手の皆さんにおすすめしたい良書なのでまたリンクを貼っておきますね😀
ちなみに坪井健太郎とはこんな方です(坪井健太郎氏のブログから転載)
さぁ、それでは2人組の崩しについて考えていきましょう❗️
2vs2の場面は、もちろん中央でもありますが、特に多く見られる場面はサイドだと思います。
年齢が下がれば下がるほどにボールがあるサイドに選手が集結してしまうのは仕方がないのかもしれませんが、
結局、ゴールが中央にある以上は中に選手が多くいることに越したことはないと考えています。
ですから、できるだけ最小限の人数でサイドを崩すというシチュエーションのトレーニングをアップを兼ねて、わりと練習します。
単純な2vs2等です。
その時に、上記のコンビネーションの方法を伝えて、状況によって使えるものを自分たちで判断してノッキングせずに前進できるようにプレーの引き出しを増やす作業をしています。
普段は2種年代(高校生)の指導が多いので、それまでの習慣をトレーニングで修正することが毎年の仕事になっているような気がします笑
以下、坪井氏のサイトからの転載も含めての説明となります。
(先程、本人と電話で話をして、使用の了承をもらいました😀)
今回は次の2つについて書いていきますね❗️
① ワンツー
言わずと知れた「壁パス」です
横パスをした選手が自分の目の前の選手の背後を取ってボールを受ける形
選手に伝えるポイントは、いくつかありますがまずは・・
① ボールを持っている選手は、できるだけ引きつけてからパスを出す
ですね。
相手を食い付かせないと背後のスペースが空きません。まずはスペースを作るためにマッチアップしている相手選手が食いつく程度にボール運びます。(注意! この時のスピードは、いつでもコントロールできるスピードで)
次に、受け手のポイントは
②最初はボールを持っている選手から離れてギャップを作り、ワンツーの時には少しギャップに寄ってみよう
そうすることで、ワンツーのパスコースを作り(ギャップを開かせる)、自分が少し寄ることでリターンパスの角度が広がりますよね。
あとは、ペアの呼吸の問題ですね。最初はギクシャクしていても段々と不思議と会ってくるものですよね😀
次は、これです
②ワンツーキャンセルのワンツー
ワンツーキャンセル・・?
と思うかもしれません。
でも、①のワンツーとこの②のキャンセルのワンツーの二つだけでもできるようになれば、
相手はこの二つをやってくるのが分かっていても突破されてしまう破壊力があります😎。
こんな感じですね
壁パスを試みたところからのバリエーションです。
相手がついてきたら背後は取れませんのでそこでストップします。そして今度はパスを受けた選手が壁パスで目の前の選手の背後を取ります。
こんな感じです↓
これは、壁パスを試みたところからのバリエーションです。
ワンツーをしようとしたけど、これを警戒した相手DFが背後を消しについてきたので、止まることで相手を外し、逆に役割を入れ替わって、ワンツのリターン役になるパターンですね。
これと、通常のワンツーの2パターンだけでもやり込んでいけばかなり崩せます。
ペアの経験値を上げなければならないので、できるだけ試合でありうるペアを作ってプレーさせています。
例えば、サイドハーフとサイドバックとかはサイドの場面で相手と2vs2になりうるので、そこをイメージさせてトレーニングしてもらいます。
面白いもので、一度タイミングを掴み始めると面白いように成功していきます。
成功のコツは①のワンツーの崩しも同様なんですが、
本気で背後を抜ける動きをする!!
です。本気で抜けないと相手DFは食いついてくれません。
もちろん食い付かなければ単純に背後にパスをつければ良いのですから、その引き出しも持っておきましょう。
本気でやばい!と思うから下がって、ついてくるんです。
だから、止まると剥がれて、次のキャンセルのワンツーが可能になります。
全ての2人組の原点ですが、本気で背後を狙うアクションを続ける。
これを忘れても、簡単に対応されてしまいますので要注意ですよ☹️
ぜひ、週に2回でもアップの一つとして実施してみてください。
継続していると、急に上手くなるスイッチが入るペアが出てくることがありますので😀
まだ2つ目と途中ですが、続きはまた次回にしますね。
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