更新が遅くなり、申し訳ありません。新年度で本業が忙しくなりました。普段100人以上の選手を相手にしているのでなかなかの多忙で、うれしい悲鳴ですね😀
さて、前回の続きで、私なりの4局面の定義づけ
そして、それ以降の私なりの局面の定義を今回はご紹介します。
私も、このようにアウトプットすることで整理することができます。何かご意見、アドバイス等があれば、お問い合わせにて、メッセージお待ちしていますねm(_ _)m
注:あくまでも私の個人的な定義づけです。年齢、その他状況によってはマッチしないこともありますのでご注意ください。なお、まだ未完成な部分もありますし、常にプレーモデルは変化するものと考えているため、今後加筆、訂正もありえます。
4局面 ー3 攻撃から守備のフェーズ ー
【攻撃から守備の定義】
自チームが相手守備者にボールを奪われ、守備の組織が構築できていない時に起こす守備のアクション。
どこのZONEで失ったかによって、そのタスクが異なる。
☆ZONE3で失った時
相手のゴール付近で失ったということは、自陣ゴールから遠いところからの守備ということになる。したがって、ある程度リスクを負った守備が可能となる。特に自チームがポゼッションしていて失った瞬間というのは、周囲に味方選手も多く切り替えが早ければ早いほど再回収が可能となる確率が高まる。
自チームでは1番近い選手がすぐに守備に行き、2番目に近い選手がそのカバーへ入る。その日の戦術によるが、基本的には出来るだけ横パスを制限して、精度の低いロングボールやショートパスのインターセプト、ドリブルからのボール奪取を目指す。
バルセロナはまさにこの守備が世界一の精度であり、常勝する理由の一つである。
あの美しい攻撃は、奪われた瞬間に密集を作り、ハイプレスによって判断を奪って、ボールを奪取する素晴らしい守備によって成り立っているのである。つまり、美しい攻撃と密集したインテンシティの高いプレス(奪われた瞬間は相手にとってのパスコースも限定されているので、必然的に回収すべきポイントが予想しやすく、インテンシティーが高まるのである)は表裏一体です。
☆ZONE2で失う
このZONEで失うということは、ビルドアップの途中か、前進の途中で失う場面が多いと考えられる。ここは守備のオーガナイズの方法によって、色々な形がありえる。また、詳細は別な場面で述べたい。
そして、ここからは筆者による独自のフェーズです。
そんなに難しいことは言っていません。普段みなさんが、なんとなく対応していたもの、むしろ当たり前の部分を言語化したというか、細分化して光を当てたという感じです。
なお、全て私による造語になります。語法の誤りなどはご容赦くださいね汗。
4局面プラスα ー5 even(イーブン)のフェーズ ー
[evenの定義]
GKからのロングボールやちょうど中間地点に落ちたルーズボールなど、どちらのチームのボールにもまだなっていない状況(イーブン)で起こすアクション。
イーブンの状況をいかに有利にするかが大切。ターゲットに対して周囲の立ち位置や、サポートのアクションを準備すべき。そうすることで、実際にはイーブンにはならずに、自チームのマイボールになる確率がアップすることに繋がる。ゲーゲンプレスは、まさにそうした着眼から生まれたものではないでしょうか。
私は、試合の準備でこの場面も切り取ってトレーニングするように用意しています(人によってはセットプレーに含める方もいるかもしれませんね)。
詳しい方法等は後述することにしますが、例えば空中戦でのこぼれ球の回収率を上げるための方策ですね。皆さんもチームでセカンドボールの回収を重要視しているかと思いますが、具体的どのようにして回収率を高めるように指示していますか?
根性で・・では選手に説得力がないですよね。運次第ではありません。
こうした細かなプランニングの積み重ねが勝敗のあとわずかの部分かもしれません。
「勝利の女神は細部に宿る」
岡田武史 元日本代表監督が当時選手に伝えていた言葉です。
私も、選手によく伝えています。
あの時、もっとこうしていれば・・と後悔の連続を少しでもなくしていきたいという思いで、evenのフェーズも私なりに局面として整理して、選手に準備させています。
それでもなかなか勝てないんですけどね〜😢
今回はここまでにいたします。
続きは、また次回でよろしくお願いいたします。
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