ビルドアップ時に相手が前線からハイプレスをかけられて、すぐに失ってしまう・・
なかなか、前進ができない・・
というお悩みをお持ちのコーチ、選手は多いと思います。そんな方々への解決のヒントになればと思います。
結論から言うと、
次の6つのポイントを明日からのトレーニングで試してみてください❗️
〈ハイプレス回避の6つのビルドアップ法〉
①立ち位置は大丈夫?(幅・深さ・間)
②1vs1を恐れるな
③どこに食いつくか?(どこにスペースが空くか?)をみているか?
④ジャンプボールの準備はしているか?
⑤1vs1を見つけているか?
⑥相手のウィークサイドはあるか探したか?
いかがでしょうか?
いつもそうなんですが、魔法のような解決法ではなく、原則に基づいた当たり前の解決法なんです。
ただ、その当たり前を良く見逃しているため、うまく行っていないことは多々あります。
ですから、もう一度このポイントを確認して、明日からのトレーニングで落とし込んでみてください。
コーチになって日が浅い方にもわかりやすくしていきたいので、説明がややくどいかもしれませんが、
そこはご容赦ください😅
また、そのため長文になることから今回のテーマは複数回に分けて説明していきますね〜
どうかお付き合いください🙇♂️
それでは早速1つ目から解説していきますね。
①立ち位置は大丈夫?
システムをオーソドックスな442同士で、ビルドアップ時も良くあるパターンでの形であるとして確認しましょう。
(ビルドアップはチームの数だけあるかと思います。ここでは1つの例としてご覧くださいね)
まず、
❶センターバック(CB)はペナ幅かそれよりも少し狭いくらいに開く
❷サイドバック(SB)はタッチラインまで開き、相手のSBとサイドハーフ(SH)の間の高さに位置する
❸サイドハーフ(SH)については、
サイドに広がるパターンとインサイドに入っていくパターンがありますが、
これは後日また改めて詳しくお伝えしたいと思います。
❹ボランチの1枚は相手の2TOPのプレスが厳しければ、CB間まで落ちる。
そんなに厳しくなければ、落ちずにCB間のギャップであり、
なおかつ相手のボランチと2TOPの間の高さに位置し、ファーストプレス担当者の決定を難しくさせる
(このポジショニングがいわゆる、エントレリネアスってやつです)
❺FWは1枚は相手CB間に立ち、2人をピン留めする。
もう1枚はボール状況によって、背後のスペースか足もとのスペースに落ちてポストの準備をとる。
❻この動きを見て、ピン留めしていたFWが逆の動きを入れるなどアクションを起こす
ざっと、こんな感じの流れです。
ここから、ボールの置き所に気をつけながら前進を目指していきます。
この立ち位置は原理原則に基づいて、「幅と深さ」をとる
このことに忠実な立ち位置となります。
幅と深さ間を意識した
ポジショニング
まずは、この原則に基づいたポジショニングになっているか?
もう一度確認してみてくださいね😀
そして、このような立ち位置をとれば、必ず「人と人の間」つまりギャップやスペースが生まれます。
相手のプレスが厳しい時は、なおさらこの隙とも言えるギャップ・スペースが生まれやすいので、
まずはこの立ち位置と、それによって生まれるギャップとスペースを確認しましょう!
②1vs1を恐れるな
自陣の低い位置でのプレッシャーを受ける時に大抵は相手1人でのプレスになるかと思います。
選手には、プレスが1枚なら慌てずに次のポイントに気をつけながらプレーすることを伝えています。
1 相手と遠い足でプレーする
→簡単に相手にボールを触られないようにするため、相手とボールの間に自分の体を入れる
2 相手の体の腕を使って、しっかりとブロックする
→「遠い足」を使うと同様、相手に簡単に突っつかれないように、距離を作る。
ただし、この時に相手のユニフォームを掴むとファールになりがちなので注意する。
3 相手を抜きに行かない
→この状況でのプレーの目標は「失わずに前進」です。そのためには別に抜かなくてもいいわけです。
しかも、抜くドリブルは大きなリスクを伴うため禁止!です。
ただし、相手と横並びの並走はOKにしています。上記の2点を守って入れば失いづらいからです。
4 スピードを上げない
→相手のプレスを受けると、慌ててドリブルスピードを上げたり、
無理なターンやフェイントを入れて「暴れる」ようにプレーする選手がいますが、
これはNGです。
自分のプレースピードを上げると、
余計に相手のスピードも上がりプレス強度も上がりやすくなります。
「プレーはゆっくり」が大原則です。
ただし、相手の前線のラインを越える時は少しスピードが上がります。
それでも、自分のコントロール下にプレーできるスピードでプレーすることを心がけましょう。
以上のことを心がけると、顔が上がりやすくなります。
そうすると、遠くのFWの動きが見えたり、ギャップのコースが見えるようになるので
相手を剥がす可能性が高まります。
1vs1を恐れずに、ゆっくりプレーする。
その間に、周りはサポートポジションにつき、その次のプレーの準備と予測をする。
さらに言えば、ボールを失わないわけではないので、
もし、失ったら・・・という準備もしておくようにしましょう!
まだ②までなので、続きは次回です。
ハイプレス回避の6つの方法②はこちらからをご覧ください😁
やはり、サッカー本番の時期になると更新が遅くなってしまっています💦
継続していきますので、長い目で見ていただける助かります。
よろしくお願いします🙇♂️
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