情熱にあふれるサッカーコーチ・選手の皆さんこんにちは〜😀
今回もトレーニングを充実させて、ゲームで活かせるよう一緒にサッカーの勉強をしていきましょう♪
さぁ、今回も引き続きハイプレス回避のビルドアップ法シリーズの第3回です
扱うのは最後の2項目。これです
⑤1vs1を見つけているか?
⑥相手のウィークサイドがあるか探したか?
この2つですね。
ビルドアップは、もちろん丁寧にパスワークで失わずに前進していくことができれば良いですが
目的は失わずにハーフライン付近まで前進であるので、
きれいな形ではなくとも、ショートパスだけではなくともいいんです!
ビルドアップといえば、ポジションをとって、ライン間を使いながら
バルサのように短いパスで前進するイメージを持つ方が多いかもしれません。
実は、バルセロナに行って地元のキッズからユース年代のトレーニングを公式戦も見る機会が以前ありました。
イメージではパスを繋ぐパスサッカーで行きましたが、イメージ通りだったのは
バルセロナだけで、他のクラブチームはより勝ちに近いプレーでした。
つまり、ロングボールの連続だったりなんです。
この辺の話はまた別の機会として、勝つために何が近道かを考えているんですね。
テーマであるビルドアップは何のためにおこなうのかという問いに対しては
ボールを相手陣地に少しでも進めるためですよね。
ですから、方法はどんな形であろうとも結果的に前進できればいいんです。
そして、いつも成功するとは限らないんですよね。
選手にはうちのビルドアップを相手選手は一生懸命に失敗させて奪おうとしている。
だから、
いつも成功するわけじゃないし、しなくてもいいんだよ
と伝えています。もちろん、毎回成功したいけど、なかなか相手もそうさせてはくれませんからね。
失敗ありきのビルドアップでいいと思っています。
そういった意味で、安定して前進できたらそれがベストですが、ベターの選択肢として
⑤1vs1を見つけているか?になるんです。
ピッチ上の有利なエリアに存在する1vs1を見つけて、そこへの配球からハイプレスを回避して前進をめざす方法です。
ハイプレスで守備に圧力をかけてくる…ということは、裏を返せば必ずどこかにフリーか1vs1が存在します。
フリーを見つけて使えれば、その方がいいですが、そうもうまく行きません。
ですが、1vs1ならどうでしょう?
下の図を見てください。
ボールを保持しているGKにプレスがかかっています。近くのサポートにも全てマンツーマンの守備がつかれており、
いまゆる「ハマっている」状態です。
でも、最終ラインを見ると1vs1と1vs2になっています。
相手はやはり、中央に1vs1を作りたくないですから2枚でこちらのFWを見ようとします。
そうなるとSBとこちらのサイドの選手が1vs1になるんです。
そこを起点に攻撃をスタートするのもありです。たとえば、SBにロングパスをして、それをヘディングで背後にフリック。
走り込んだFWがこのボールを拾って速攻・・という攻撃が狙えますよね。これも相手のハイプレス回避の一つです。
これを警戒してCBが少しSB寄りに配置されれば、真ん中のFWが1vs1になりますので、今度はこちらを狙えばいい。
ボランチを低めにしてくるならば、中盤をつかってビルドアップをすればいいんです。
ビルドアップには必ず「ボールの出口」が存在します。
指導者はこれを見逃さないように分析して、攻撃の方法を伝えてあげることが大切だと考えます。
最後に、
⑥ 相手のウィークサイドを探したか?
そうした分析の結果、こちらのストロングサイドと相手のウィークサイドをしっかり分析して、足元のパス連続の方が有効なのか、ロングボールでDFラインの背後を狙っていく方が有効なのかを見極めているかです。
右も左も同じ形で攻撃するのは、相手DFが右も左も同じ守備をしてくる時のみです。
相手が守備の方法が同一だとしても、守備力の差、DF間の連携力の差などは存在します。
私自身、試合開始後にこうした違いを見抜き、飲水タイムなどで、
今日は左サイドはダミーにして、右サイドを崩すようにしていこうと戦術を修正していくことが多いです。
サッカーは、基本的に同じ人数、同じスペースで行われます。
そのため必ず、空いているスペースやフリーになっている人。もしくは最終ラインの1vs1は生まれてしまうものです。
守備はこのウィークをうまくぼかそうとするし、
攻撃はここを突いて、ゴールまでを虎視眈々と狙っています。
この攻防が醍醐味ですよねー。
なんかトレーニングをしたくなりました。明日からもお互いに頑張りましょうね〜😀
攻撃に関しては、私がおすすめする坪井氏の著作をご紹介しておきますね
これです。
他にも、おすすめサッカー本をこちらでも紹介しているので、もしサッカーの本で迷っているなら参考にしてもらえると嬉しいです。
まだまだ紹介している本は少ないですが、間違いないものしか紹介しません。
今後も増やしていきますね。
それではまた、よろしくお願いします。
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