みなさんは、サッカーにおける局面は何局面だとお考えでしょう?
JFAの発信も含めて、割とスタンダードとされる局面の数は
「攻撃」「守備」「攻撃から守備」「守備から攻撃」の
「4局面」 であると思います。
局面数はサッカーを分析する際に重要な概念で、以前のブログでも述べたとおり、サッカーは不確実性の高いカオスな状況であり、それをいかに簡単にしていくかという作業をコーチはしていかなければなりません。そのための重要なアイテムの一つが「局面」です。
問題が起きた時に、その原因はどの場面なのかを把握するために局面という物差しがあれば、それが攻撃の場面の改善点なのか、失った直後の攻撃から守備の場面なのかが、明確ならば分析しやすいですよね。また、何をやらなくてはならなかったかが見えやすくなるので、そのためのトレーニングの作成もしやすくなることにもなります。
ですから、コーチが局面という状況をどのように定義しておくか・・
は分析・TR作成のためにも重要な作業となります。そして、私はこれに正解はないと思っています。もちろん、現状にあまりにかけ離れた定義づけは、不正解になってしまうかもしれませんが、基本的にコーチの考える局面は、そのコーチの数だけあると思います。
ちなみに私自身は、サッカーの局面を考えた時に
「9局面」^_^
に局面を分割して考えます。私なりに局面の定義づけしていくと、局面数が9つということになりました。もしかすると、今後さらに増えていくかもしれません(笑)。
4局面とは、あくまでも一般的な概念であり、コーチが分析しやすければもっと多くても良いと思います。局面の話とは、ちょっと違いますが、サッカー界の変人と呼ばれるビエルサ監督は「あらゆる試合を見てきたけれども、どうしても126番目(パターン)は見つからない」と言ったそうです。つまり、サッカーの中でおこる要素は125しかないということです。チリ代表監督やヨーロッパの名だたるクラブでも活躍し、サッカーの試合を以上なほどに観て分析しているこの”サッカーの変人”はそのようにサッカーを簡単にするために分割したようです。ビエルサは私も非常に興味があり、一度TRを観てみたいとおもう監督です。その話はまた別の機会に⚽️。
皆さんもぜひ、自分なりのサッカーの見方を考え直してみてください。サッカーを色々言語化していくと、よりサッカーがすっきりしていくことがわかっていくと思います。
私の考える局面については、今後改めて述べていきたいと思います。
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