今回はゴールを守るコツを皆さんと共有したいと思います☺️
もし、毎試合失点しているとしたら、今回の守備の方法を確認してみてください。
では、結論を先にいうと、
「3−1」の守備を作れ❗️
です。
失点をすることは、得点の動きづらいスポーツであるサッカーにおいて、勝敗を分ける大切な要素です。
守備が固く、うまく機能しているときは不思議と攻撃もうまく噛み合うことが多く勝率は高まります。
それもそのはず、守備がうまく機能しているときは同じような状況を繰り返しているので、守備のやり方がしだいにチームとしてメモリーされ、再現性が高くなるからです。
だから、この次はこうなりそうだな・・
で動けるようになるので、カウンターなど、リアクション系の攻撃の切れ味が高まりますよね。
奪う場所もだいたい予測できるので、奪う前に攻撃の準備ができることになります。
これは9局面のうち、プレ・ポジティブトランジションの場面です。
(これは以前のブログ記事「サッカーの9局面とは」をご覧ください。)
→ https://footballfaro.com/サッカーの9局面とは③/
誤ったゴールの守り方
話を戻します。
サイドをされた時に、チームではどのように守ことにしていますか?
サイドバックのカバーは誰が行くことにしていますか?
これをCBがカバーに行っているうちは、ゴールを守り続けるのは難しいかもしれませんね。
次の画像をご覧ください。

チャレカバの原則だけ考えると、ボールがある場所に密集してしまい
上の図のようになってしまいますよね。
そうなると⚪︎で囲まれているあたりにスペースができてしまい、本来いちばん重要で守らなければならないゴール前の守備が薄くなっています。
これではファーサイドへのボールが来たとき、
なんとかDFがクリアしたとしても、セカンドボールに対して対応ができないことになってしまいます。
選手には、サイドを破られても仕方ない。
究極、サッカーという競技の特性上、
「必ずゴール前にボールは集まってくる」
と選手には話しています。
だってそうですよね。サイドを破られても失点するわけじゃないし、結局ボールはクロスボールなり、カットインのドリブルなりで真ん中に集まってくることになりますよね。
だから、真ん中を何よりも守ることが大切です。
ゴールを守り抜く「3−1」の作り方
強固なゴール前の作り方の具体的な方法は次をおすすめします!

イラストは、色々サイズ感に無理がありますが笑
実際には、ゴールマウス幅に3人が立ち、彼らの跳ね返したセカンドボールに対応するMFとして1人が凸型のように
ユニットを組みます。これを私は「3−1(さんのいち)」と呼んで選手にサイドにボールがあるときの約束事としています。
サイドバックのカバーはサイドハーフが戻るか、ボランチが関わる。
もし最悪の場合センターバックがカバーに行ったとしても、ボランチが1枚DFラインに降りて、
「1」の跳ね返り要員は逆サイドハーフが入るなどとしています。
つまりは、絶対に真ん中を守り通す!!ということですね。
じゃあ、どの高さからこの形にするんだとかはチーム事情等で調整してくださいね。
これを意識するだけで、クロスの失点はだいぶ減少しますよ。
試合前のスカウティングでもゴール前のDFの形を見ると、こうしてゴール前を固めているのか
ボールに寄りがちなのか、で対戦時の攻め方も変わりますよね。
色々な意味での注目ポイントになりますから、明日からでも自分の関わるチーム。
そして、対戦予定のチームのここを見てもらえると勝利への大きなヒントになるかもしれません。
さいごに、実はこの3−1理論は現在ヴィファーレン長崎の監督をされている松田浩さんの守備方法なんですよねー
松田さんの守備はゾーンプレスの守備なんですが、皆さんの思うゾーンプレスとは違うかもしれませんね
松田さんのサッカーはめちゃくちゃ勉強になります。
著作も2冊ほどありますのでぜひ読んで参考にしてみてください。下に紹介しておきますね。
このどちらも私は持っているし参考にしています。
以前、zoomで松田さんが研修会を開いていただいた時に参加したんですが、とてもわかりやすく感動しました!!
そうした松田イズムが濃縮されているので、ぜひ手にとってください
上の「サッカー守備戦術の教科書」の方が内容が濃く読み応えがあります。
この本のエッセンスを抽出してよりわかりやすく、でもポイントはしっかり押さえているのが
「詳しいことはわかりませんが、サッカーの守り方を教えてください」です。
どちらもお勧めできます。レベルに応じて使い分けて見てください。
教科書をお持ちの方も、「守り方を教えてください」を読んでも勉強になりますよ。
皆さんの関わるチームが少しでも勝利に近づけば幸いです。 ではまた〜😀
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