さて、局面シリーズの最終回?は、4局面プラスα のいよいよ9つ目です。
注:あくまでも私の個人的な定義づけです。年齢、その他状況によってはマッチしないこともありますのでご注意ください。なお、まだ未完成な部分もありますし、常にプレーモデルは変化するものと考えているため、今後加筆、訂正もありえます。
4局面プラスα ー9 1st defense → 2nd defense((前)守→(後)守)のphaseー
【1st defence→2nd defenceの定義】
結論から先に述べると、つまり“ディフェンスの2段構え“のことです。
「・・?」
と思った方も、実は自然とそんな思考でプレーモデルを実行しているかもしれませんよ☺️。
実際にはもっと細かく定義づけして、チームに落とし込みますが、簡単に言えば、前線からのプレスが第一段階の守備、そしてそれが相手に回避された時のための守備の第二段階の準備のことです。
守から守の切り替えなんですよ。
もっと言えば、「(前)守 → (後)守」 の切り替えです。
なんとなくこれを実行しているチームがほとんだと思いますが、私はこれを相手チームや、自チームの状況やその他の状況などで、試合前のチーム練習に落とし込むことがあります。
現代サッカーのほとんどは、この2段階守備を行っていると思います。
メリットは、2回の守備チャンスを得るためです。
これは本ブログ「サッカーの9局面とは①」にも書かせていただきましたが、
従来のような最初からゴール前で待って、自陣のセンターサークル付近から守備を開始する・・・みたいな全力で守備して、一発カウンター狙いだけのチームはもちろんまだ、無いわけではありませんが、減ってきているように思います。
それはやはり、2回守備をオーガナイズして奪うチャンスを得ることができる事だと重負います。
バスを並べる守備は1回の守備を全力で、ですからね。
それよりは、自チームから見て高い位置で守備を始めていけば、ボールは自チームのゴールから遠いところにとどめることができるので、失点のリスクも減らせることができるし、奪うことができれば相手ゴールが近いという大きな利益があります。
では、この守備方法のデメリットはというと
お気付きの方、いらっしゃいますよね。
そういう方は、多分前線からプレスをかけたけど、相手にはがされて(「突破される」というサッカー用語です😀)、数的同数・もしくは数的優位にされて失点やピンチを迎えてしまった・・・という痛い目にあったからね。という方も多いのではないでしょうか笑
かくいう私も前線からのプレスの全体の意思統一の不徹底や、このフェーズのプレーモデルの準備不足から失点・・という場面は多々ありました。
そういった経験から、このフェーズをもっと整理して、
第一段階の守備をはがされたとチーム全員で共有しなければ、第二段間に入る選手とまだ第一の選手が混在するような状態になり、守備に穴ができてしまいます。
ですから、そういった経験から、いつ、どのようになったら
「第一段階ははがされた」「第二段階にいくぞ」となるのかを明確にしておく必要があると考えました(色々な状況でそのスイッチの基準は変わるのでここでは省略しますね)。
冒頭にも書きましたが、これをなんとなく選手の能力や、なんとなくの雰囲気でやっているチームが多いのではないでしょうか??
でも、整理したがりの私は、これも確認しておきたいのです。
常にピッチで起こっている現象は選手が意図的に作り出す。
現実には不可能かもしれませんが、そうしていきたいと考えています。
そのために、各局面を細分化して整理することで、どこがどういうようになっているから、このミスにつながっているというように分析しやすくなっていると思います。
この先も、よりサッカーを簡単にしていくために、局面数は増えていくかもしれませんね笑笑😀
みなさんはどのように感じて、どのように考えているのかもぜひ聞いてみたいです。
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